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ニュースリリース 2000年


2000年6月21日
日立金属株式会社

アルミホイール短納期開発システムの構築



 日立金属はアルミホイール開発に際して、製品設計、金型製作等での技術を集大成した短納期開発システムを構築、開発期間を半減することが可能となりましたのでお知らせいたします。

1.背景

  自動車機器事業部の戦略製品であるアルミホイールにつきましては、自動車のファッション性重視、装着率の向上により、今後とも市場は拡大基調にあります。近年、大口径化かつ高意匠化の進展、それに加えて、開発期間の短縮などニーズが多様化しております。
 これらのニーズを満足させ、短納期での開発を実現させるために、コンピュータを駆使したツールを集大成し、アルミホイール短納期開発システムとして構築し、お客様への展開を開始しました。


2.システムの概要

(IDISTM:Integrated Design-In System、自動車機器事業部の製品全体を対象とした短納期開発システムの名称)

(1)製品設計に関するツール
1)デザイン、設計の事前検討ツール
  • アルミホイールデモシステム
  • 豊富な過去の設計事例を集約したデータベースシステム

2)顧客とのネットワークシステムと顧客システムにあわせたCADの導入
  • 顧客システムとのデジタル回線によるオンライン接続
  • デザインデータをダイレクトに設計および金型製作で活用

3)CAEを駆使した形状最適設計
  • コンピュータ上に評価試験環境を構築
  • 形状検討から生産設計までの統合シミュレーション

(2)金型製作に関するツール
1)3次元CADを使った金型設計システム
  • 3次元CADを中核とした、CAE/CAD/CAMの統合
2)金型メーカとのオンラインデータ交換

3)金型製作工程の見直し

3.システムの特長

(1)開発期間の半減
複数業務を同時に進めることが可能となり、大幅な期間短縮を実現
(従来の5ケ月から平均2.5ケ月に短縮、最短2ケ月の実績も有り)

(2)顧客要望の適切な反映
アルミホイール統合システムの確立により、デザインの段階から軽量化や高強度、生産面の要望まで織り込み可能。
具体的には、顧客向けデモシステム(AW−Vision)、設計情報データベース、最先端の構造解析、凝固解析技術と最適化ツールの導入により実現

4.アルミホイール販売計画

1999年度(実績) 320万個/年(国内200万個、海外120万個)
2000年度 400万個/年(国内220万個、海外180万個)
2001年度 440万個/年(国内240万個、海外200万個)


 なお、数量の増加よりも、大口径(17インチ以上)品を主体とした高意匠、高付加価値ホイールの拡販を重点志向しており、本システムが今後、大きな貢献をする見込みです。

5.アルミホイール製造および販売

製造: (国内)熊谷軽合金工場(埼玉県熊谷市)
  (海外)AAP St.Marys Corp.(米国オハイオ州)
販売: 自動車機器事業部



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