2000年8月22日
日立金属株式会社
省エネルギータイプ"チルドタワー(R)"の販売好調
日立金属は独自の冷却水供給システムとして水冷式および空冷式の"チルドタワー"を販売しております。昨年秋から販売を開始した空冷式の第1号機が、このほど、キヤノン株式会社宇都宮工場で運転を開始しました。従来の水冷式と合わせて、チルドタワーの販売が大きく伸びておりますのでお知らせいたします。
1.背景
当社は環境対応重視の取り組みの一環として、省エネルギーに貢献する製品の開発・販売に注力をしています。チルドタワーはさまざまな産業分野で消費電力削減や水のリサイクルに役立つ製品として、大きな潜在的ニーズを有しています。当社は、品揃え拡充や営業体制の強化などに取り組み、今後一層の事業拡大を見込んでおります。
2.チルドタワーの特長
当社は89年に、独自の密閉式冷却塔とチラーを一体化した省エネルギー型の冷却水供給システムとして水冷チルドタワーを開発、販売開始しました。水冷チルドタワーの特長は、次のとおりです。
- 従来の空冷チラーシステムに比べ、60〜90%の省電力を実現
- 設置スペースが従来システムの1/2
- 冷媒にオゾン層破壊係数ゼロのR407Cを採用し、環境問題に配慮
さらに水冷チルドタワーの開発技術をベースに、空冷チルドタワーを開発し、昨年より販売を開始しました。
この空冷式は、水冷チルドタワーの基本コンセプトを応用し、空冷チラーと組み合わせた独自システムを採用しています。水冷チルドタワーの特長をほぼそのまま引き継いだうえ、散水不要であることから、上部コイル洗浄などのメンテナンスの手間が軽減できるという大きなメリットがあります。
3.空冷チルドタワー1号機の運転開始について
キヤノン株式会社は、「共生」を企業理念に掲げ、環境問題に対して先進的な取り組みを進めています。
そのなかで、キヤノン宇都宮工場は、毎年、省エネルギー10%の目標を掲げ、積極的に対策に取り組んでいます。すでに当社水冷チルドタワーを採用しておりますが、このたびは、空冷チルドタワーの特長であるメンテナンス性の良さを高く評価し採用を決定、1号機が5月4日から運転を開始いたしました。生産機械の冷却用に21℃の冷水を供給し、予想効果としては、従来のチラー方式と比べて、消費電力が半減できる見込です。当社は、今後も現状設備の老朽化に伴って、チルドタワーへの変更を検討いただいております。
4.販売状況
水冷チルドタワーは、現在、数10件の引合いをいただいており、最低でも月に5〜6件の受注が見込める状況です。ある電子部品メーカには、まとめて9台の採用が決定しております。
空冷チルドタワーは、キヤノンの他にも多くの引合いをいただいております。今後、顧客での実績評価が明確になるに伴い、採用が増加する見込みです。
5.販売実績(水冷および空冷チルドタワー)
| 1999年度(実績) |
7億円/年 |
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| 2000年度 |
14億円/年 |
(対前年度比 200%) |
| 2001年度 |
24億円/年 |
( 同上 171%) |
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