2000年12月1日
日立金属株式会社
北米市場トップの超硬ロールメーカーを買収
−ロール事業戦略の一環として−
日立金属は現在、グローバル化時代に適応した事業構造の革新に取組んでおり、着々とその成果を上げております。その中の圧延ロール事業戦略の一環として、このほど米国ASKO社の超硬ロール製造子会社SinterMet(シンターメット)社を買収し、事業強化を図ることといたしましたのでお知らせいたします。
なお、組織形態といたしましては、当社の北米地区統括子会社であるHitachi Metals America, Ltd.(日立メタルズアメリカ、当社100%子会社、以下、HMA)が買収し、HMAの子会社となります。
1.背景および目的
圧延用ロールの国内トップメーカーである当社は、従来より鉄鋼業界の圧延製品の商品性改善、形状制御および生産性向上に寄与し、顧客から高い評価を受けております。
従来、当社は鋳鉄系ロール、鋳鋼ロール、アダマイトロール、ハイクロムロール、ハイスロールを主力に事業展開を進めてまいりました。近年において、線材、棒鋼ミル用ロールの性能、材質構成が高級化指向を強めており、ハイスロールの適用が拡大しております。さらには圧延の中段から後段まで超硬ロールの適用が浸透しつつあり需要が増加傾向にあります。
このような背景から、当社は超硬ロール分野において、97年に子会社である日立ツール株式会社の超硬ロールを当社のロール製造事業所である若松工場(北九州市)に移管し、顧客の要望に応えた製造販売体制を構築いたしました。その後99年には世界初の新複合サーメットロールを開発、市場投入し、事業拡大を進めてまいりました。
今後は、さらに超硬ロール分野を強化することにより、品揃えと品質で圧延ロールのトップメーカーとしての地位をより不動なものとすると同時に、世界市場において、顧客に対し圧延に関する総合的な提案ができるソリューション型メーカーとして差別化を図っていく計画です。
その一環として、今回、超硬ロールの北米市場トップ、世界でも第三位のシンターメット社を買収し、圧延ロールにおける当社の世界戦略を強固なものとすることといたしました。
2.新会社の概要
| (1)社 名: |
SinterMet,LLC.(現社名を継続) |
| (2)所在地: |
Kittanning,Pennsylvania(米国) |
| (3)生産品目 |
・線材ミル用超硬ロール
・線材・棒鋼ミル用Shur-Lock double Nut複合ロール
・板鋼用ロータリーナイフ |
| (4)販売計画 |
2000年 18億円/年
2001年 25億円/年
2003年 35億円/年 |
3.販売
北米:HMA
北米除く地域:ロール事業部
添付資料「ASKO, Incの概要および日立メタルズアメリカ社(HMA)の概要」
1.ASKO, Inc.の概要
| (1)社 名: |
ASKO, Inc. |
| (2)設 立: |
1933年 |
| (3)本社所在地: |
Po Box 355, Homestead, PA 15120 |
| (4)代表者: |
WilliamHRackoff ,President & CEO |
| (5)資本金: |
Private company |
| (6)従業員数: |
350名(含む子会社) |
| (7)事業内容: |
シャーナイフ、ソウブレード、金属産業用耐磨耗材、スリーター用工具の製造 |
2.日立メタルズアメリカ社(HMA)の概要
| (1)社 名: |
Hitachi Metals America, Ltd. |
| (2)設 立: |
1965年 |
| (3)本社所在地: |
2400 Westchester Avenue, Purchase, NY 10577 |
| (4)代表者: |
社長 坂江正信 |
| (5)資本金: |
5千万ドル |
| (6)従業員数: |
2,580名 |
| (7)売上高: |
約5億8千6百万ドル(99年度)
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| (8)事業内容: |
ホットストリップミルロール、自動車用ダクタイル鋳物、アルミ鋳物、特殊鋼、オーディオ機器産業用磁性材料などの製造、加工、販売 |
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