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2001年 ニュースリリース

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6月6日 研究開発

2001年6月6日
日立金属株式会社

 

世界最小のアンテナスイッチモジュールの開発



 日立金属は、欧州統一規格GSM対応のデュアルバンド携帯電話機用アンテナスイッチモジュールに関して、この度、従来品を大幅に小型化した5440形状(5.4mm×4.0mm)の超小型品を開発しましたので、お知らせいたします。

1.背景

  近年の移動体通信市場の発展には目覚しいものがあり、様々な周波数のシステムが運用されています。もっとも多くの国に採用されている欧州統一規格GSM(Global System for Mobile communication)では900MHz帯と1800MHz帯でサービスが行われています。現在は1つの端末機で上記の2つの周波数帯を使用できるデュアルバンドタイプが主流であり、端末本体の小型化に伴い、各部品のさらなる実装面積削減と高性能化が求められています。

2.開発の経緯

  当社では、既に6750形状(6.7mm×5.0mm)のアンテナスイッチモジュールを量産中です。このアンテナスイッチモジュールは、分波器、アンテナスイッチ(2個)、ローパスフィルター(2個)を1パッケージにモジュール化することで、大幅な小型化を実現した当社の開発品です。
 当社は、さらなる小型化への要請に応えるため、これまでに培った設計ノウハウを結集してパターンの高集積化を図り、6750形状で実績ある当社開発の低温焼結材料を用い、微細厚膜印刷技術を採用した小型品の開発に取り組んでまいりました。
 その結果、面積を従来品と比較し35%削減した5440形状の高性能超小型アンテナスイッチモジュールを実現いたしました。 また、部品搭載での実装面積の削減を目的としたLGA(Land Grid Array)の採用、及び内蔵アンテナへの対応がより容易にできるように受信側挿入損失の改善を実現しました。

(注)Land Grid Array:部品裏面のみ入出力用のパッドを設けた構造

3.特長

(1) 小型形状(5.4×4.0×1.8mmMax.)である。
(2) LGAの採用により実装面積を低減。
(3) 送信側挿入損失は 、900MHz帯 1.1dBTyp.(1.3dBMax.)、
1800MHz帯 1.2dBTyp.(1.5dBMax.)と低損失。
(4) 受信側挿入損失は 、900MHz帯 0.6dBTyp.(0.85dBMax.)、
1800MHz帯 0.8dBTyp.(1.0dBMax.)と低損失。
(5) 高調波減衰量は、30dBTyp.(25dBMin.)と高減衰。

4.用途

  GSM方式のデュアルバンド携帯電話機用送受信切り替えRF(Radio Frequency)スイッチ

5.仕様

(1)モデル名 SHS-M090B
(2)対応システム EGSM900/GSM1800
(3)周波数範囲[MHz] 880-960、1710-1880
(4)形状[mm] 5.4×4.0×1.8

(注)EGSM : Extended GSM

6.特許

  国内 15件 を出願済(内1件を海外出願)

7.販売計画

  サンプル活動中、2001年度 7月より100万個/月で量産開始予定

8.製造および販売

  製造 : 鳥取工場(鳥取県)
 販売 : 磁材情報部品カンパニー

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