2001年 ニュースリリース
7月3日 
2001年7月3日
日立金属株式会社
日立金属株式会社
氷蓄熱式チルドタワー®の開発について
日立金属は、密閉式冷却塔とチラーを一体化した、独自の省エネルギー型冷却水供給システムである、水冷式および空冷式"チルドタワー"を販売し、多くの分野でご採用いただいております。
この度、東京電力株式会社と共同で、ピーク電力の抑制を目的とした、ピークカットタイプの「氷蓄熱式チルドタワー」を開発しましたので、お知らせいたします。
1.開発の背景
近年、生産装置のコンパクト化、高精度化が進み、機器の冷却用等に15℃〜25℃の冷却水使用が増大しています。また、ISO14000の取得や改正省エネ法の施行に対応して、各企業では、エネルギー原単位の低減、冷却水等のリサイクル利用への取り組みが、ますます盛んになっています。その手段として、従来のチラーシステム等に替えて、当社のチルドタワーが多く採用されています。
しかし、チルドタワーは、外気温度の高い夏季には、圧縮機の稼働率が上昇するため、消費電力が増大し、ピーク電力を押し上げる要因ともなっております。
そこで、チルドタワーの省エネルギー性を生かしながら、ピーク電力の抑制を目的とした、ピークカットタイプの「氷蓄熱式チルドタワー」を東京電力株式会社と共同で開発しました。
2.構成
24時間稼働の生産設備を対象とし、冷却負荷に対応する「水冷チルドタワー」に、蓄熱用圧縮機を搭載し「氷蓄熱槽」を組み合わせました。すなわち、電力ピーク時以外の時間帯に製氷し、ピーク時間帯には、その氷を使って冷却することにより圧縮機を止めることが可能となります。3.機種
次の2機種をラインアップ| ・HICS-500H | 負荷用圧縮機7.5kW×4台 | |
| 蓄熱用圧縮機7.5kW×1台 | 圧縮機計 5台 | |
| ・HICS-1000H | 負荷用圧縮機7.5kW×8台 | |
| 蓄熱用圧縮機7.5kW×2台 | 圧縮機計10台 |
4.特長
| (1) | 従来のチラーシステムと比較し、約60%の省エネルギーを実現 |
| チルドタワーの持つ自然の冷たさを生かしたシステム(フリークーリング)で抜群の省エネルギー性を発揮 | |
| (2) | 蓄熱調整契約とピーク時間調整契約の適用による電気料金の軽減 |
| 夜間電力を利用した蓄熱調整契約の適用にあわせて、6月〜9月のピーク時(13:00〜16:00)は、負荷対応用のチルドタワーと蓄熱用圧縮機を全て停止してピーク電力をカットできるため、ピーク時間調整契約も適用されます。 これらによる電気料金の軽減額は、概ね下記のとおりです。 HICS- 500Hの料金軽減額 約 50万円/年 HICS-1000Hの料金軽減額 約100万円/年 |
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| (3) | 冷凍機の冷媒にはR407Cを採用し、CO2排出量を抑制 |
| オゾン層破壊係数ゼロ、また高い省エネルギー性によりCO2排出量を抑制し、地球環境に優しいシステムです。 空冷チラー方式と比較して、CO2排出量は、約3分の1以下に減少します。 |
5.特許
1件出願中6.販売計画
2001年度 発売開始2002年度 1億円
2003年度 5億円
2004年度 10億円
7.製造および販売
製造 : 桑名工場(三重県)販売 : 配管機器カンパニー