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2001年 ニュースリリース

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9月20日 研究開発

2001年9月20日
日立金属株式会社

 

小型・広帯域のブルートゥース用チップアンテナの開発


 日立金属は、この度、ブルートゥース搭載機器への内蔵用アンテナとして、昨年開発、市場投入した製品に対し、さらなる小型化(体積比で50%以下)・広帯域化(従来製品の約2倍)を実現、マッチング回路レスのチップアンテナを開発しましたのでお知らせいたします。
 なお すでにサンプル出荷を始めており、顧客の評価も好評であることから、量産体制を整えております。

1.背景

  次世代の無線データ通信技術として、免許不要で利用可能な2.4GHz帯を使用するブルートゥースが注目を浴びています。当初計画に対して約1年ほど普及が遅れましたが、いよいよ、携帯電話やノート型PCをはじめとするモバイル機器への搭載が始まり、今後 大きく普及が進むと考えられます。
 ブルートゥースに用いられるアンテナや無線モジュールなどの回路部品には通信性能の向上のために広帯域性能が求められ、さらに小型、軽量化が必要とされます。しかもチップアンテナはモジュールの近くに実装されるため、チップ自体の小型化はもちろん、アンテナ実装部の占有面積が小さいことも重要となります。また、アンテナの実装場所や周辺部品の配置によって、アンテナ性能が劣化しないといった使い易さが求められています。

2.開発の経緯

  当社は、高周波特性に優れた独自のセラミック材料をもとに、携帯電話のRF回路に用いられるアンテナスイッチモジュールやアイソレータ等の部品を開発、量産中です。これらの開発で長年培ってきた材料技術、部品設計技術を応用した小型チップアンテナの開発を進め、昨年秋には、小型(15x3x3mm)で機器実装時の占有面積が世界最小の高性能ブルートゥース用チップアンテナを開発し、量産化してきました。
 このたび さらなる小型化、高性能化のために高誘電率セラミック材料を採用し、さらに新たな電極構造(「F型電極構造」)を開発しました。
 その結果、占有面積が小さく、高利得、周囲に配置される部品の影響を受けにくい性能を保ちつつ、小型化・広帯域化性能を実現、マッチング回路レスのブルートゥース用チップアンテナを開発、量産体制を整えました。

3.特長

(1) 小型(10x3x2mm)、広帯域(従来比:2倍)
(2) 使い方が容易
  1)基板別の周波数調整不要
  2)自由な部品配置が可能
(3) 実装時のアンテナ部の占有面積が小さい
(4) 無指向性、高利得(高感度)


4.仕様

(1)動作周波数範囲 2400 〜 2483.5MHz
(2)帯域幅 160MHz typ.
(3)平均利得 -4dBi typ.
(4)入力インピーダンス 50Ω typ.
(5)VSWR 2以下


5.型名

  SMA-F24016A1

6.特許

  関連特許 25件出願済み(日米欧他)

7.生産体制

  鳥取工場(鳥取県)に50万個/月の量産設備を2001年10月に完成予定。ブルートゥース市場の立上りに即応できる体制を整えております。

8.販売計画

  2002年度  100万個/月
 2003年度  300万個/月

9.製造および販売

  製造:鳥取工場(鳥取県)  販売:磁材情報部品カンパニー

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