2002年2月18日
日立金属株式会社
ミニミル用圧延ロールのタイ生産拠点を設立
日立金属は現在、事業構造改革に取組んでおり、その一環としてグローバル化に適応した生産体制の見直しを実施しております。このほど電炉ミニミル用圧延ロールの生産拠点をタイ王国に設立することを決定し、生産販売拠点としての新会社を設立いたしましたのでお知らせいたします。
1.背景
当社は鋼板・条鋼圧延用ロールを中心に、ロール事業を展開しております。その生産拠点としては、日本国内では福岡県に若松工場他、海外では米国にシンターメット社(SinterMet,
LLC.)を有しています。
現在、日本国内の鉄鋼市場は成熟化し伸び悩みを示していますが、世界的に見ると粗鋼生産はゆるやかな拡大を続けています。一方、アジアや北米を中心に圧延用ロール市場ではアジア価格化が進んでおり、当社はこうした事業環境の変化に対応した構造改革を進めて参りました。
2.会社設立に至る経緯
このような背景から、当社は海外での生産を検討してまいりました。その結果、コスト競争力の強化、適地適産体制の構築が不可欠であると判断し、タイ王国に現地法人を設立し、電炉ミニミル向けの中小型ダクタイルロールの生産を行なうことを決定しました。
タイを選んだ理由は、東南アジアを中心とした大きなロール市場の中心に位置すること、インフラが整備されていること、また現地でダクタイル鋳物の製造販売に豊富な経験をもつSME社(Siam
Machinery and Equipment Co.,Ltd.)とのパートナーシップにより、日立ロールの品質要求を満たす生産体制を最速で立ち上げることができることなどです。
今後の予定としては、日本からの設備移設等により生産体制を整備し、2002年5月からの本格生産開始を計画しています。
3.新会社の概要
| (1)社名 |
Hitachi Rolls (Thailand) Ltd. |
| (2)所在地 |
2013 New Petchburi Road, Bangkok 10310, Thailand |
| (3)設立日 |
2002年1月29日 |
| (4)資本金 |
1億5000万タイバーツ
(当社80%出資、SME社20%出資のJ/V) |
| (5)代表者 |
Managing Director 縄田良作
(日立金属ロールカンパニー若松工場主管技師) |
| (6)生産品目 |
中小型ダクタイルロール |
| (7)販売計画 |
2003年 5億円/年
2005年 10億円/年 |
4.(ご参考)SME社の概要
| (1)社名 |
Siam Machinery and Equipment Co.,Ltd. |
| (2)所在地 |
58 Moo Papermill Road, Banlane,Bang Pa-in, Ayudhya, Thailand |
| (3)設立日 |
1973年1月18日 |
| (4)資本金 |
3億タイバーツ |
| (5)代表者 |
Director Mrs.Bhilaichit Roengpithya |
| (6)生産品目 |
ダクタイル鋳物他 |
| (7)売上 |
3億タイバーツ/年
(日系自動車・原動機メーカー向け90%) |
| (8)生産能力 |
2000T/月 |
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