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2002年 ニュースリリース

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4月15日 研究開発

2002年4月15日
日立金属株式会社
東洋化学株式会社

 

ITS用に画期的な電波吸収体を開発
-日立金属(株)と東洋化学(株)が共同で-



 日立金属と東洋化学は、この度、反射波による電波障害を大幅に低減する高度道路交通システム用電波吸収体を共同開発しましたのでお知らせいたします。

1.背景

  近年、車による移動環境の利便性を高める手段として、高度道路交通システム(ITS)が注目されています。その先駆けとして高速道路の自動料金収受システム(ETC)が既に実用化され、インフラ整備が急速に進んでいます。今後は、安全運転の支援、駐車場、ガソリンスタンド、カーフェリーでの代金支払処理や、入出門管理の電子化など、狭い地域内での通信(DSRC)を利用した多様なサービスの展開が計画されており、関連市場の急拡大が予想されています。
 DSRCの構造上の問題点は、自ら発信する電波が周辺物に反射し、その反射波によって通信が妨害されるため、周辺物を電波吸収体でおおわなければなりません。また、外観上では周辺の住環境にも配慮する必要があります。
 そのため現状の電波吸収体と比較して、広い角度で入ってくる電波でもより高率で吸収し、かつ見た目にも優しいデザイン性に優れた電波吸収体が求められていました。

2.開発の経緯

  日立金属と東洋化学は、日立金属のもつ磁性材料技術、電波吸収体の設計・評価技術と、東洋化学のもつポリマー技術、高品質プロセス技術を融合し、高性能で使いやすいDSRC用電波吸収体を共同開発しました。
 異なる種類の電波吸収材料を積層した積層ハイブリッド構造の採用により、広入射角の電波に対しても高い吸収性能をもち、さらに耐候性アクリル樹脂の採用により、信頼性、施工性、デザイン性、および量産性にも優れています。
 既に、ETC用として十数ヶ所の料金所で採用され、好評を得ています。

3.特長

(1) 広い入射角でも高性能である:入射角80度の円偏波で20dB/典型値。
(2) 施工性がよい:曲面のような非定型の壁面にも施工可能。
(3) 耐候性(褪色性)、デザイン性、美観に優れる。
(4) 信頼性が高い:部分破損による吸収性能の劣化が極めて少ない。
(5) 幅広・長尺品の製造が可能である。
(6) 燃えにくい:シート単体の難燃性はUL規格のV-0(最高レベル)対応。
(7) 不燃性の保持構造体と複合化した電波吸収パネルも用意できる。


4.特許

  出願特許    国内 15件

5.生産能力

  1万平方メートル/月

6.販売計画

  2002年度  サンプル対応
 2003年度   2億円/年
 2004年度   6億円/年
 2005年度  20億円/年
 2008年度  50億円/年

7.製造および販売

  日立金属株式会社 情報部品カンパニー
 東洋化学株式会社

8.その他

4月17日(水)〜19日(金)に、日本コンベンションセンター(幕張メッセ)にて開催されます「第15回EMC・ノイズ対策技術展2002」に日立金属が出展参加(小間番号:ホール6-5402)、本製品などの展示・紹介を行います。
以  上

この件に関するお問い合わせ先
 日立金属(株)情報部品カンパニー 武田   TEL.03-5765-4473
 東洋化学(株)開発営業部     山本   TEL.03-3542-2419
 日立金属(株)広報室       小林   TEL.03-5765-4079

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