2002年 ニュースリリース
12月2日 
2002年12月2日
日立金属株式会社
日立金属株式会社
半導体製造装置用
高性能ハイブリッドマスフローコントローラの開発
----通常の40倍の流量制御が可能----
日立金属は、この度、2種類のセンサーおよび連結タイプのアクチュエータを搭載することにより、通常のフルスケール流量(最大制御流量)に加え、その10倍から40倍の流量制御が可能な、FANTAS®*ハイブリッドマスフローコントローラを開発いたしましたのでお知らせいたします。

FANTAS® ハイブリッドマスフローコントローラ
記
1.開発の経緯
当社は、半導体などの薄膜製造に使用される精密ガス流量制御機器(マスフローコントローラ、メタルダイアフラムバルブおよび集積ユニット)を製造・販売しております。半導体製造装置におけるマスフローコントローラ(以下MFC)は、製膜やエッチングの量をコントロールするガスの流量を最終的に制御する重要な装置です。近年、半導体の薄膜化、微細加工化、LOW-K化(低誘電率化)、コストダウンなどの目的で、一つの装置で、ガスの大流量と小流量の両方を精度良くコントロールしたいというニーズが増加してきております。当社は、このようなニーズに応えるべく、2年前に、デュアルレンジMFCを開発いたしました。このデュアルレンジMFCは、フルスケール流量の約3倍までの流量をコントロールする事ができるため、Φ300mm用の新型装置などで採用され、新しい製造プロセスを実現してきました。
最近では、1台のMFCでフルスケール流量に対して20倍などの一層の大流量制御のニーズが高まってきていました。
今回のFANTAS®ハイブリッドMFCの開発により、このようなニーズに応えることが初めて可能になりました。なお、プロトタイプは一部の大手半導体製造装置メーカなどで既に使用開始されており、高い評価を得ております。
2.特長
従来の設置スペース(コンパクト面間、106mm)のままで、実績のあるハード構成を基本にしながら、次の新構造を採用することにより、通常のフルスケール流量の最大40倍までの制御が可能となりました。| 1) | 異なる概念のセンシングを組み合わせることにより、流量制御の範囲を大幅に拡大した流量の計測が可能。 |
| 2) | コントロールバルブであるピエゾアクチュエータを連結し、大流量時には大きく開弁することで、従来圧損のままフルスケール流量の最大40倍までの流量を流すことが可能。 |
3.特許
特許5件出願中。4.販売開始時期
2003年1月5.販売計画
2003年度 3億円2005年度 5億円
6.製造及び販売
製造:株式会社桑名クリエイト サムリサーチ事業所(当社100%子会社)販売:配管機器カンパニー
7.その他
12月4日(水)〜6日(金)に、日本コンベンションセンター・幕張メッセにて開催される「1セミコン・ジャパン 2002」に、当社も出展参加、本製品などの展示・紹介を行いますので、ご案内いたします。(*)FANTAS®:当社の登録商標で高性能デジタルマスフローのシリーズ名
以 上
この件に関するお問い合わせ先
| (製品) | 配管機器カンパニー | 担当 野上 TEL 03-5765-4286 | |
| (報道関係) | 広報室 | 担当 小林 TEL 03-5765-4079 |