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2003年 ニュースリリース

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11月13日 製品

2003年11月13日
日立金属株式会社

 

世界最大の高性能セラミックスの開発及び製造・販売開始


スーパーサイアロン製品例
スーパーサイアロン製品例
(ローラー用スリーブ材 直径35cm)

 日立金属は、この度、強度、耐熱衝撃性に優れた特性を持つ高性能セラミックスを開発し、併せて世界最大サイズとなるセラミックスを製造する技術も確立いたしました。更にこのセラミックスを用いて耐久性を大幅に伸ばした鉄鋼製品生産機械部品の製造・販売も開始しましたのでお知らせいたします。


1.背景及び概要

  日立金属は、これまでもセラミックス「サイアロン」※1を材料とする機械部品を製造してきましたが、強度、耐熱衝撃性※2の問題から過酷な条件を要求される部品には、割れが発生するなど耐久性が低いといった問題がありました。
 そこで、セラミックス材質の見直し、製造技術の革新を行った結果、強度や耐熱衝撃性においてサイアロンを大幅に凌ぎ、生産可能サイズも世界最大となる高性能セラミックス「スーパーサイアロン」の開発に成功いたしました。
 この高性能セラミックスを材料とした鉄鋼製品の生産機械部品を製造した場合には、耐久性を大幅(3倍から50倍)に伸ばすことが可能になり、部品の取替回数が低減され生産性向上が図れます。
 2003年9月より、新しく大型の設備(焼結炉)を設置し、高性能セラミックス「スーパーサイアロン」を材料とした鉄鋼製品の生産機械部品の製造・販売を開始いたしました。今後は、鉄鋼製品の生産機械部品の枠を越えて、新分野、新用途への展開もはかります。

2.特長

(1) 世界最大のセラミックスを製造可能 外径φ780mm、長さ2,200mm
(2) 強度に優れ、鉄鋼生産機械部品の耐久性が3倍から50倍に向上
(3) 部品取替回数低減による生産性の向上
(4) 特性値
項  目
サイアロン
スーパーサイアロン
サイアロンとの比較
曲げ強度(MPa※3)
880
1,050
約2割増の曲げ強度
耐熱衝撃性(ΔT※4)
>700
>850
150度以上の温度差
熱伝導率(W/mK※5)
17
65
4倍高い熱伝導率
(5) 用途
 鉄鋼製品生産設備部品(ロール、ローラー、軸受、スリーブ等)※6、新分野、新用途

3.販売計画

  【2004年】   3億円/年
  【2005年】   5億円/年

以  上

【お客様からの問い合わせ】
ロールカンパニー 担当 福井 TEL03-5765-4338
【報道関係者からの問い合わせ】
コミュニケーション室 担当 南 TEL03-5765-4079



(ご参考)

用語解説


※1  サイアロン
セラミックスの一種。アルミナ系など他のセラミックスに比べ、常温はもとより高温の強度にも優れる。
※2  耐熱衝撃性
急激な温度変化による膨張、収縮により割れなどを発生することに対する耐性。
※3  MPa(メガパスカル)
圧力、応力を示す単位で、単位面積あたりに加わる力を示す。
1MPaの力は、陸上にあったものが水深98mまで沈んだ時に受ける水圧に近い。
※4  ΔT(デルタ・ティー)
温度差を示す。
※5  W/mK(ワット・パー・メートル・ケルビン)
熱伝導率を示す単位 値が大きいほど熱を良く伝える。
※6  鉄鋼製品生産設備部品
鉄鋼製品を成形する際に使用するロールやローラーを指す。
大型鉄板などを圧延するロールとは異なる。


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