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ニュースリリース 2004年


2004年12月15日
日立金属株式会社

工具鋼の価格改定について

―――工具鋼全製品を15〜30%値上げ―――

 日立金属株式会社(本社:東京都港区、社長:本多 義弘、以下 日立金属)は、2005年1月1日納入分より自動車用・家電製品用金型や加工工具などに使用される工具鋼全製品の価格改定をおこないます。モリブデンを多く含有する高速度工具鋼については、モリブデン価格スライド制の適用を実施いたします。


1.背景・概要

  工具鋼の原材料価格の上昇が継続しており、2004年10〜12月の原材料価格も、2004年3〜5月と比較して、モリブデンが2.2倍、フェロバナジウム※1が1.7倍など大幅に上昇しています。
 日立金属では、生産・販売面で徹底した合理化などにより、原材料価格上昇分の吸収を継続して行っておりますが、原材料価格の上昇が大幅となっており、今回、工具鋼全製品の価格改定を実施することといたしました。
 また、国際市況品であるモリブデンを多く含有する高速度工具鋼※2については、今回の価格改定より、モリブデン価格スライド制を適用することといたしました。
 工具鋼製品の納入にあたりましては、お客様への供給を第一優先として取り組んでおります。今後も継続した安定供給をおこなっていくために、高騰の著しい原材料価格の上昇分を反映した価格改定を実施することといたしました。

2.実施時期

  2005年1月1日納入分より

3.改定内容

分類 鋼種名 改定率
高速度工具鋼 SKH51、SKH55、SKH40、マトリックス系※3 +20〜25%
熱間用工具鋼※4 SKD61、SKD62、SKT4、プラスチック金型用他 +15〜30%
冷間用工具鋼※5 SKD11、SKS3、SKS93系他 +15〜25%
・2004年3〜5月と2004年10〜12月の原材料価格から算定します。
・高速度工具鋼の改定率には、モリブデン価格スライド制適用による価格上昇分を含みます。
・コバルト価格スライド制による価格改定は引き続き実施いたします。

4.実施適用範囲

  ひも付き※6需要家、販売店向けとも実施
 輸出価格も国内と同改定率で改定を実施
以  上

【お客様からのお問い合わせ】  特殊鋼カンパニー 担当 白鳥 TEL03−5765−4405
【報道機関からのお問い合わせ】  コミュニケーション室 担当 南 TEL03−5765−4079



ご参考

(用語解説)

※1  フェロバナジウム
バナジウムを多く含む合金。成分は日本工業規格(JIS)に規定されている。

※2  高速度工具鋼
耐摩耗性、靱(じん)性が高く、主にドリルやエンドミルなどの切削用工具として使われる。英文ではhigh speed steelと表記することから、ハイスとも呼ばれる。

※3  マトリックス系
微細な炭化物を均一に分散させたマトリックス(焼入れ鋼の組織)を持つ高速度工具鋼。

※4  熱間用工具鋼
高温における耐熱性、耐磨耗性が高く、熱間押し出し、ダイカスト金型、熱間プレス型などに使われる。この他金型などの冶工具などにも使用される。

※5  冷間用工具鋼
常温で行われる板金プレスの型などに使われる。

※6  ひも付き
大口顧客に対してメーカーが直接納入すること。



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