素材研究所
当研究所は、九州工場鋳物開発センターを前身として、1988年9月に栃木県真岡市に設立されました。
設立当初は「鋳物を究める」をスローガンに製造技術研究に成果を示してきましたが、最近では自動車業界のグローバル化にともなう環境対策や軽量化、短納期化などお客様のニーズに応える「製品開発型研究所」として、最新の素形材からユニットまで顧客と密着した幅広い研究開発活動を行っています。

重点開発分野
CAE解析・RP試作
当研究所は自動車機器カンパニーの中心となり、長年培ってきた設計・解析評価技術と最新鋭のCAE・RP造型を組み合わせたシステムを作り上げました。排気部品からアルミホイール、足回り・車体部品まで、製品・材質を問わずご支給頂いたデータからダイレクトに部品の解析・設計・試作を行い、構想段階のデザインレビューモデルから性能確認の試作品まで、お客様のご要求に超短納期でお応えしております。

CAE解析−RP造型DRモデル
自動車排気部品
日米欧各国の自動車排ガス規制の強化と共に新たな排気部品開発の必要が生じています。特に欧州市場では将来的に排ガス温度が約1050℃に達すると予想され、現在排気部品に使用されている材料では対応不可能になると考えられています。
当研究所ではお客様のご要求にお応えするために、新素材(ハーキュナイト-Sシリーズ)の開発から新構想の排気ユニット(ターボ一体型マニホールド、ベローズ締結マニホールドなど)の設計、試作、評価まで、当研究所が所有するCAE解析、RP造型、排気シミュレータ等、最新の技術を駆使して研究開発を行っており、開発された排気部品は国内外各自動車メーカーの幅広い車種にご採用頂いております。

排気シミュレータによる
マニホールドの加熱試験
自動車足回り・車体部品
欧米各国を中心に進められる自動車燃費規制の動きにより、車体重量軽減は各自動車メーカーの大きな課題となっています。当研究所では鉄・アルミの材質を問わず、優れた設計・解析評価技術と製造技術で車体軽量化に貢献する足回り・車体部品をお客様にお届けいたします。
特に当研究所と熊谷軽合金工場が共同で実用化した、SSM(半凝固鋳造)製アルミニウムサスペンション部品は、CAE解析による優れた設計と鍛造品並の強度を引き出す特長ある鋳造技術により2001年度素形材産業技術賞経済産業大臣賞受賞の栄誉に浴しました。今後も自動車の軽量化の進展と共に幅広い用途が期待されております。

SSMアルミ製足回り部品の開発