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たたらとは

たたらとは

たたら製鉄とは日本古来の製鉄法のことを言います。われわれの祖先が営々として築き上げた日本独特の製鉄法で、千年以上の歴史をもつものです。

たたらという言葉は元来ふいごを意味する言葉のようです。非常に古い言葉で、日本書紀に神武(じんむ)天皇のお后になる媛蹈鞴五十鈴姫命(ひめたたらいすずのひめのみこと)のお名前が出て来ます。蹈鞴と書いてたたらと読ませていますが、蹈鞴は踏みふいごのことです。この姫は出雲の神、事代主命(ことしろぬしのみこと)の姫と言われ、我が国の鉄の主要な産地となる出雲の姫の名前に蹈鞴がついていることは非常に興味がありますね。

蹈鞴で鉄を吹くことから鉄を製錬する炉のことも、たたらというようになりました。漢字で鑪と書いてたたらと読ませます。さらに、炉全体を収める大きな家屋、すなわち高殿(たかどの)のこと、さらにはこれら全体を含めた製鉄工場もたたらと言うようになりました。

和鋼博物館に展示されている高殿の模型
和鋼博物館に展示されている高殿の模型。炉やふいごを含めた建物全体を高殿と呼びます。

和鋼博物館:島根県安来市にある日本最大の和鋼の総合博物館。たたら製鉄に関する貴重な資料を多数展示している。

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