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たたらとは

村下(むらげ)

たたら作業の技術責任者を村下(むらげ)と言います。村下は連日連夜たたらの炎と、たたらの側壁下部に設けられた「ほど穴」から炉内の状況を観察しながら、砂鉄や木炭の装入や鞴を踏む速度を細かく指示し、炉況の安定を図ります。

堀江村下(故人)は、『初日の籠もり期には朝日の昇る色に吹き、二日目(中日)は太陽の日中の色に吹き、最後の日の下り期には日が西山に没する色に吹けと父の村下から教わった』と言っています。

長年にわたって高温の炉内を直視するため、村下の眼は強い光によって衰えを早め、ついには全く視力を失うに至るとのこと。村下はまさに火との壮絶な闘いによって鉄を作ったのです。

たたらを操業中の木原村下。

文部科学大臣認定の玉鋼製造「たたら吹き」の選定保存技術保持者

 


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