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たたらとは

たたらの生み出す鉄

ケラ押し法であれズク押し法であれ、できる製品はケラ(素鋼塊=そこうかい)とズク(銑鉄)です。

ケラは、どう場で破砕された後、鋼造り場で選別され、良質の部分は玉鋼、その他は大きさ、破面、鉄滓(てっさい)の混入具合などにより、目白、造り粉、歩ケラ、ケラ細などに分別されます。玉鋼や目白、造り粉は商品としてそのまま梱包され、出荷されますが、その他はズクとともに大鍛冶場に送られ、左下鉄包丁鉄に仕上げられてから出荷されます。

どう場でケラを破砕するのに使われた錘
和鋼博物館

錘を高い所から落下させてケラを破砕した。


この大鍛冶場の作業は現在の鍛錬とは異なり、半熔融状態での鍛錬により内部に含まれる鉄滓を熔融除去する作用をもつもので、一種の精錬であり、またズクやケラ屑を脱炭して軟らかい鉄にする製鉄作業ともいえます。したがって、ズク押しから大鍛冶に至る鉄の製造法は、日本式間接製鉄法と言えるでしょう。

一方、ケラ押し法は砂鉄から直接鋼を作る直接製鋼法で、我が国独特の伝統技術であり、国家的遺産として誇れるものです。

大鍛冶場で使われた道具類(和鋼博物館


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